濱田芳通指揮ヘンデル「メサイア」

濱田芳通指揮ヘンデル「メサイア」

濱田芳通指揮ヘンデル「メサイア」。熱狂の大喝采の中、無事にお開きと相成りました👏

この感動を共有して下さったお客様、共演者、関係者の皆様に御礼申し上げます。いろんな意味ですんごい公演だった😆

メサイアはね、藝大4年間+BCJで鍛えられまくった上に、アルト・ソリストとしても数え切れないほど歌ってきているので、正直言って普段なら余裕なの。でもね、今回の公演では、既成概念をことごとく覆されるような経験をした上、初めて合唱のアルトも歌わねばならず(暗譜しているのはテナー😅)、心臓バクバク。

合唱は基本1パート3人。divisi があるソプラノは4人。最もシビアな編成だと思うのだけど、みんな素晴らしかった✨我がアルトパートは全員男性。どうしたって声帯の長さが女性より長い分、声帯にかかる張力が強いのかな。3人ともビーン!と響く声で、合唱全体のサウンドも、他のプロダクションと比べて、ずいぶん違って聞こえたんじゃないかしら?

それにしても声楽陣は全員すごいテクニシャンだった😆 All we like sheep 🐑 なんて史上最速じゃね⁉️ってテンポだったんだけど、メリスマがビクともしないんだもん。

私はもうギリギリで、ウッドペッカー方式を駆使してなんとか追いついていたのに、他のカウンターテナー2人はきれ〜いな爆速16分音符を歌ってたもんね。何なの⁉️ ボカロなの⁉️ 彼らと一緒でなければ心が折れまくってたよ。ホントに心強かったし、尊敬しまくりでした。

濱田先生については、もう語り出すと長くなるからやめときたい。でも書いちゃう😆 誰もが知ってる名曲を、誰もやっていないアプローチで提出するのに、奇をてらっているわけではなく、全部納得がいくわけ。「そうきたか!」「そうそう、それだ!」「やられた!」みたいなのがずっとあって、もう脱帽。平伏してもいいや。

とにかく確信したのは、洗練されたセンスとアイデアは、膨大な知識の裏付けがあってこそ生まれるんだってこと。

すぐにでも再演したい。何度でも歌いたい。マジで毎年恒例にして欲しい。なんなら全国ツアーしたい💕

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