無事にお開きとなりました。歌手も奏者も皆さん素晴らしかった❗️ なんなの、あの超速アジリタとか⁉️ バッグパイプ吹いてるヴァイオリン奏者もいたし😆
濱田先生は今回もぶっ飛んでた🤣 なんだろうね、あのセンスは。
バロック期のオペラって、特に17世紀に劇場で上演されるようになって以来、美しく、躍動感溢れる、感動的な音楽はもちろんのこと、息をもつかせぬドキドキのストーリー、複雑な人間模様、お色気あり、ヴァイオレンスあり、お笑いあり、ダンスありの大スペクタクルだったんだよね。
そして、この中でも笑いはすごく重要で、現代でも、大ヒットする映画とかは、サスペンスやアクション、ホラーとかでも、どこかクスッとできる瞬間があると思うの。歌舞伎とかシェイクスピア劇とかだってそう。
ルネサンス〜初期バロックだと、お約束のように、老人や酔っ払い、思春期真っ只中の小姓とかが、その役割を担っていたでしょ。
で、今回、私が演じたニレーノは、もうこれは完全にお笑いのためだけに書かれた役。だってニレーノがいなくたって、物語そのものは成立しちゃうんだもん(笑)。ハイライト上演とかすると、真っ先に削られるやつ🤣
だけどね、オペラがあらゆる要素を網羅する大エンターテイメントだった時代の作品なんだから、お笑いなしにこの作品は成立しないのよ。
ということで、劇作法の由緒ある伝統に則って、全力でお笑い道を突っ走りました。
心から感心したのは、今回2部構成にした前半最後に、従者〜ズとのコントとセットでニレーノのアリアを配置したこと。
あそこでドッカンドッカンと笑いを取ることで、あたかも、オペラ・セリアに挿入されるインテルメッツォのような役割を果たしていたんだよね。
だって、あれってホントはオペラ2幕の冒頭部分なんだもん。構成のセンスの良さと笑いの重要度をキチンとおさえた濱田先生に脱帽✨
とにかくも、暗い話題が多い昨今、お客様に笑って頂けたことがホントに嬉しかった。マスク越しだけど、お客様の笑顔に、こちらが大きな幸せと勇気をもらいました💕 ありがとうございます♪
再演したいプロダクションがまた増えてしまった😊
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